いきなり余談ですが、先日、自分はチョコレートを食べると花粉症の症状が悪化する、と書きました。
あれから少し調べてみると、意外や意外、「チョコレートは花粉症にいいんです!」という情報がわんさか出てきました。
ウソだろ、おい、と(笑)さらに調べていると、花粉症持ちの方のブログでは私と同じく「チョコレートで花粉症の症状が悪化する」という方が大半でした。
どうも、チョコレートの成分である、ポリフェノールやテオブロミン等は確かに花粉症には有効な成分のようです。しかし、それ以上に、チョコレートには、砂糖、脂質が大量に含まれており、それらに強く反応して花粉症の症状を悪化させるようです。
なんでもバランスということですね。
さて、そのポリフェノールですが、一時のワインブームでも健康に良いともてはやされましたが、一体どんな健康効果があるのでしょうか?
健康に良いということは育毛にも良いはずです!そこで、今回は「ポリフェノール」について調べてみました!
ポリフェノールの「ポリ」とは「たくさんの」という意味です。
専門的にいうと、分子内に複数のフェノール性ヒドロキシ基(ベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環に結合したヒドロキシ基)を持つ植物成分の総称、だそうです。
簡単に言うと、植物が光合成をするときに出来る物質、です。
ほとんどの植物に含有され、その数は5,000種以上に及びます。
植物の色素や苦味の成分であり、植物細胞の生成、活性化などを助ける働きを持っています。
フラボノイド
- カテキン…殺菌作用を始め、血中コレステロールを低下させたり、高血圧を予防したりといった効果がある。ワイン、茶、リンゴ等におく含まれる。
- アントシアニン…色を利用して布の染料や食品の着色料として利用されてきた。肝機能の向上を助け、疲れ目の解消などにも効果的ともいわれている。ブドウの皮、ブルーベリー、紫いも等に含まれる。
- タンニン…茶の苦みを示す成分。カテキンと同じく抗酸化作用がある。茶、ワイン、柿、バナナ等に含まれる。
- ルチン…抗炎症効果や血流改善効果。ソバに多く含まれる。
- イソフラボン…エストロゲン(女性ホルモン)様の作用を有する。大豆、大豆加工食品、等に多く含まれる。
フェノール酸
- クロロゲン酸…消化器、代謝性疾患を改善する作用がある。コーヒーに多く含まれる。
エラグ酸…抗酸化作用、美白作用がある。イチゴ等に多く含まれる。
リグナン…エストロゲン(女性ホルモン)様作用、抗酸化物質として働く。ゴマに多く含まれる。ゴマに含まれる有名な栄養成分セサミンもこの一種。
クルクミン…ウコン(ターメリック)の黄色色素。天然の食用色素として用いられるほか、抗酸化作用、抗炎症作用もある。ウコンに含まれる。
クマリン…桜餅の天然の香り成分。酸化作用や抗菌作用があるが肝毒性もあるため、日常継続的に大量摂取することは好ましくない。サクラの葉、パセリ、モモ、柑橘類に多く含まれる。
調べてみると、ポリフェノールと一言でいっても種類も多く効果もそれぞれのようです。
抗酸化作用(体内で発生する活性酸素が過剰になると、体が酸化する=錆びる状態となります。それを抑えるのが抗酸化作用です)という点で見ると全て育毛にも有効なようです。
ピンポイントで見ていくと、
男性型脱毛症(AGA)には、エストロゲン(女性ホルモン)様作用を持ち、男性ホルモンを抑える役割のある、「イソフラボン」「リグナン」
「ポリフェノール」=「カテキン」と認識されてる方もおおいのではないでしょうか。
実際、育毛に良い栄養素として「茶カテキン」「りんごポリフェノール」という単語もよく見かけますし、サプリメント、育毛剤にもカテキンが含まれているものが多くあります。
主な効果は抗酸化作用という意味合いでしょうが、脱毛の原因となる酵素を阻害するという書き込みもみます。
カテキン単体ではたしてそこまで効果があるのだろうか、ということは少々疑問なのですが。
その根拠としては、2008年にカテキンの一種、エピガロカテキンガレート(EGCG)にヒト毛成長促進作用があるという論文が発表された、ということらしいです。
AGAと思ったときのページ on 2013年3月20日 11:38 AM
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