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髪型の流行の歴史~女性編~

髪を結ぶ女性 前回は「髪型の流行の歴史~男性編~」でしたが、本日は女性編です。

女性の方が流行に敏感ですから、その時代の流行りの髪型も多様ではないかと思います。

ですので、女性の髪型の流行の歴史は、男性諸君も豆知識として知っておくとモテる…かもしれませんよ(笑)

日本における女性の髪型の流行

  女性が髪を結うスタイルになったのは江戸時代初めからです。

平安時代までは、「大垂髪(おすべらかし=髪を長くたらしたロングヘア)」が主流でした。髪の長い女性が「高貴」であり「美人」の象徴だったのです。

 

女性のヘアスタイルを大きく変えるきっかけとなったのは、江戸時代初期に活躍した出雲の阿国(いずものおくに)だといわれています。
出雲の阿国は、歌舞伎の前進となったとされる「お国歌舞伎」を舞った女性で、男性の役づくりのため、髷(まげ)を結いました。
その阿国の若衆髷(わかしゅまげ)は「かっこいい」と評判になり、遊女たちの間で髪を結うのが流行ったとされています。
この若衆髷から、後に、日本髪を代表する島田髷(しまだまげ)が生まれました。

 

江戸時代は様々な髷の結い方が流行りました。 一例を挙げると、元禄(1688~1703年)ごろに町娘の間で急速に広まった「元禄島田髷(げんろくしまだまげ)

江戸後期~明治(1860年代)にかけて広まったのは、芝居の「お染久松」でお染が結っていた「おそめ髷」等があります。

 

明治時代に入ると、男性は断髪が強制的に行われて西洋化が進みましたが、女性はまだ日本髪が主流でした。

 

女性の間に本格的に断髪がひろまったのは大正時代になってからです。 断髪してショートボブにする、モガ(モダンガール)が登場しました。
時期を同じくして、日本にパーマネント(ヒートパーマ)の技術が入ってきて、髪を切り、パーマをかける女性が急増しました。

 

そしてやはり髪型が一気に多様化したのは第二次世界大戦後です。

アメリカ文化に近づこうと、カラーをしたりパーマをかける女性が増えていきました。

1960年代に入り、ロンドンでヴィダルサスーンの登場で一遍します。 ハサミで髪をカットするという新しい技術を広め、「サスーンカット」と呼ばれ、数多くのデザインが創りだされました。
その技術は世界の主流になり日本にも輸入され、髪をカットする道具がカミソリからハサミへと移っていきました。

 

70年代中ごろから日本で大流行したヘアスタイルが「サーファーカット」です。 ロングのハイレイヤースタイルで、全盛期には若い女性の7割くらいはサーファーカットをしていました。

流行の元となったものには諸説あるみたいですが、当時有名なハリウッド女優のファラフォーセットメジャーズのヘアスタイルという説が有力です。

 

1980年代といえば、自分も記憶に残っているのが「聖子ちゃんカット」です。
松田聖子がデビュー当時(1980年〜1981年の約2年間)にしていた髪型で、前髪は眉を隠す程度、サイドとバックは肩下5〜10センチ程度のレイヤードをセンター分けにし、毛先をサイドは後ろ、バックは内側にゆるくカールさせたスタイルです。

 

1980年代後半~90年代前半、いわゆるバブル世代には、ロングヘアの「ワンレン」「ソバージュ」「トサカ前髪」が流行しました。

1990年代中ごろになると、女性のロングヘアーでも毛先をギザギザにカットし、不揃いでラフな雰囲気を作りだす「シャギー」が流行りました。
安室奈美恵のファッションを真似た「アムラー」が登場し、男性と同じく「茶髪」が一般的になってきたのもこの時代です。

 

2000年代前半になると、ショートやボブ、ミディアムヘアが流行りました。

後半になると「ゆるふわ」なる髪型が流行し出します。90年代のシャープなシャギースタイルとは対照的に毛先をゆるく内側にカールさせた女性らしい上品な巻き髪が人気となりました。
また、70~80年代前半のような、のりのようにぶ厚い前髪も復活しました。ファッションも同様ですが、2000年代は60~80年代を模倣するような回顧ファッションが流行っています。

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