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頭皮に起こりうる病気の種類

頭を掻く
夏は様々な頭皮トラブルが増えます。

大抵の場合は生活習慣であったり、間違った頭皮ケアによる一時的なトラブルであり、生活習慣を正す、使っているシャンプーを変える等すれば改善されるものです。

しかし、稀になかなか改善されない頭皮トラブルもあります。

それらは皮膚科での治療が必要となります。治療は当然、早ければ早いほど軽度で完治しやすいものです。

ですので、頭皮に起こりうる病気の種類を知っておくことも大切です。

 

頭皮に起こりうる病気の種類


 

円形脱毛症

先日、参院選で初当選を果たした某議員も悩まされているという円形脱毛症。
円形脱毛症とは、本来、体の防御機能であるCD8陽性Tリンパ球が毛根部分の自己抗原にあやまって攻撃してしまういわゆる自己免疫反応によって引き起こされる自己免疫疾患です。
原因は、精神的ストレスによって誘因され、体内のアレルギーが合併するなどによって自己免疫異常が引き起こされているのではないかと考えられています。

→参照「円形脱毛症について」

 

脂漏性皮膚炎

脂漏性湿疹とは、頭部や顔面にフケ様の付着物を伴う湿疹であり、皮脂中に含まれるトリグリセリドが、真菌(主にマラセチア属真菌)によって分解されて遊離脂肪酸が生じ、それが皮膚を刺激して接触性皮膚炎を生じるのが一番の原因と考えられています。
ストレス・睡眠不足・脂質・糖質の取りすぎ等の原因が重なって発症するとされています。
皮脂分泌の多い部位に生じる皮膚炎でフケ様の付着物を伴います。

フケ症の方、頭皮が赤いまたは乾燥している、強いかゆみがある、かさぶたがある方は要注意です。
女性より男性のほうが患者数は多く、高齢者になると根本的な治癒は望めないそうです。
脂漏性皮膚炎が原因になって起こる脱毛を脂漏性脱毛症といいます。

 

接触性皮膚炎

一次刺激性接触皮膚炎 と アレルギー性接触皮膚炎にわかれます。

一次刺激性接触皮膚炎は原因となる物質(油・洗剤・石鹸など刺激の強い物質)の接触により皮膚の炎症が起きる症状で原因物質の毒性が強い程症状が重くなります。アレルギーとは無関係です。
一方アレルギー性接触皮膚炎は 原因物質に接触した際、皮膚の炎症細胞が感作される。感作後に同じ原因物質(アレルゲン)に接触すると炎症細胞が活発に働き湿疹を引き起こす。いわゆるアレルギー反応です。
重篤なアレルギー反応はアナフィラキシーショックと呼ばれています。
原因物質の毒性の強さと症状の強さは全く関係ありません。共に接触した部分にかゆみを伴う発疹ができます。赤く腫れ上がる症状がでます。
皮膚炎が現れている状態を乾燥面と湿潤面に分類し、その症状の現れ方に応じて、 ステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬の内服 、外用薬(湿布・軟膏など)などを用いて治療が行われます。

 

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

尋常性乾癬の症状は皮膚の表皮が作られるスピードが通常の2~7倍の速さになり、角化が間に合わない状態で皮膚細胞が表面に出てきてしまいます。白いフケ状の皮疹ができます。
原因はストレス、高脂肪摂取、生活習慣などいろいろと言われていますが、その原因は解明されていません。

 

毛嚢炎(もうのうえん)

毛包(毛根を包んでいる部位)に黄色ブドウ球菌、コアグラーゼ陰性ブドウ球菌が入り化膿的病変をつくる。一見ニキビのようにも見えます。毛穴付近が赤く腫れ、軽い痛みがあり膿が出ることもあります。
毛髪を抜いたりすると毛包が傷つくことがあるので、白髪を抜く方は注意が必要です。強いブラッシングや爪を立てて頭を洗うのも良くありません。
皮膚の湿った(濡れた)状態が長く続いたり、副腎皮質ステロイド薬を塗っている場合に誘発原因となりうると言われています。

 

頭部白癬(とうぶはくせん)

「しらくも」とも言われます。白癬菌(カビの仲間)が引き起こす病気。簡単に言うと頭の水虫です。
水虫の原因となる白癬菌はケラチンを栄養源としているためどこでも感染します。感染部位によって違う病名で呼ばれています。股部白癬(こぶはくせん)は「インキンタムシ」の名で知られています。
他の水虫菌より症状が現れにくいため、気づかずに放置されるケ―スも多く、毛に菌が入ってしまうと毛が折れたり、抜けたりする。
頭、顔、首、上半身などに直径1~2cmほどの赤くて円い発疹が見られる場合もある。
外用薬で改善されない場合は抗真菌薬の内服薬が必要となります。

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