このジメジメと暑い気候のせいなのでしょうか、疲れなのでしょうか、顔にできものができてしまいました。
ベルトや靴下のしめつめられてる部位にあせもも出来てしまいましたし、頭皮(私の場合は後頭部)もなんとなくかゆいような…。
普段通り風呂にも入り、決して不潔にしているわけではないのですが、やはり、夏場は皮膚トラブルが増えます。
夏場の皮膚トラブルを予防する何か良い方法はないものか!?本日は頭皮も要注意!
夏の皮膚トラブルを予防法を調べてみました!
まず、夏の皮膚には何が起こっているのか!?
夏は多量に汗をかくので、皮脂膜が流れ落ちて皮膚バリアが弱まります。
そこへ、高温多湿の環境で細菌やカビが繁殖しやすく、とびひや水虫など、皮膚の感染症が起こりやすくなります。
また、強い紫外線に当たると日焼けに加え、皮膚の抵抗力が低下し、皮膚トラブルを招くこともあります。
夏に起こりやすい皮膚トラブルは主に3つに分けられます。
細菌やカビの異常繁殖による皮膚トラブル
癜風…真菌(カビ)の一種、癜風菌による感染症。白または茶色の斑点が胸や背中など脂の多い部分に出る。汗により菌が繁殖しやすい。
水虫…足の裏の皮膚に白癬菌が感染して起こる。症状はまず赤くなり、かゆみ、水ぶくれ、皮むけ、皮膚が厚くなってひび割れるなど。
おでき…「毛のう炎」のこと。黄色ブドウ球菌が大人の皮膚に感染すると、とびひではなくおできになる。痛みを伴う。汗をかくとできやすい。
とびひ…「伝染性膿痂疹」のこと。子どもに多く、黄色ブドウ球菌に感染して湿疹ができる。水ぶくれをかきこわすと湿疹は全身に広がる。
汗や皮脂の過剰分泌による皮膚トラブル
脂漏性皮膚炎…細菌感染や皮脂分泌異常などが原因でできる湿疹や皮膚炎。皮脂が多い頭、鼻のまわり、胸などに赤い斑ができ、かゆみを伴う。
頭皮の脂漏性皮膚炎についてはこちら→「頭皮に起こりうる病気の種類~脂漏性皮膚炎~」参照
あせも…汗をたくさんかいたために汗腺が詰まり、赤くただれたりかゆみを伴う。黄色ブドウ球菌が汗口より侵入しエクリン汗腺が化膿性炎症を起こした場合、化膿性汗腺炎または多発性汗腺膿傷といいます。
ニキビ…皮脂の分泌が盛んな状態で毛穴が詰まり、雑菌が炎症を起こす。汗によって化膿するケースも。不規則な生活や食べ物も影響する。
外部からの刺激による皮膚トラブル
かぶれ…「接触性皮膚炎」のこと。金属や化粧品などのアレルギーによって起こることもあるが、夏はうるしなど植物にかぶれる機会が増える。
虫さされ…蚊やハチ、アブ、毒蛾、毛虫などに刺されて炎症が起こった状態。症状はかゆみや腫れ、痛みなど。ショック症状を起こすことも。
アトピー性皮膚炎…アレルギー体質によって皮膚に湿疹が生じ、かゆみや赤斑が起こる病気。汗や強い紫外線の刺激によって夏場、悪化しやすい。
日焼け…強い紫外線によって皮膚が炎症を起こし、ほてってピリピリ痛む、水ぶくれができるなどやけど状態に。皮膚の老化を引き起こす。
毎日入浴して皮膚を清潔に保つことがやはり一番の皮膚トラブル予防法です!
汗や汚れを皮膚に長時間残さないために、風呂に浸からないまでも、最低でも毎日シャワーは浴びましょう。
デリケートな状態になっている肌には、ナイロンタオルは厳禁です! 綿かガーゼのタオルで、石鹸やボディソープも良く泡立ててから、ごしごしせずに、体を洗いましょう!
とはいえ、洗髪は、もちろん1日1回までです!洗いすぎは返って頭皮の乾燥を招きます。 シャンプー後は、乾いた清潔なタオルで良く水分を取り、ドライヤーも使って生乾きにならぬようしっかりと乾かしましょう。
また、虫よけスプレーや日焼け止めクリームや帽子、日傘などによる紫外線対策も外部からの皮膚への刺激を除けるには有効です。 虫よけスプレーや日焼け止めクリームは皮膚が敏感になっている方は、低刺激のものを選びましょう。