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薄毛VS人のあくなき闘い!人類の育毛の歴史!

ミイラ

先日、ふとある疑問が浮かんだ。

一体、人類はいつから「育毛」というものをしてきたのだろうか?

きっと昔もハゲてる人は大勢いたはずだ!

昔からやはり「ハゲ・薄毛」とはマイナスイメージなのだろうか…!?

気になり、調べてみました!

 

最も古い薄毛に対する処方は5500年前のエジプト!

 

なんと!そのころには、すでに代々医者の間で薄毛に対する処方箋が受け継がれていたそうです。


また、BC1553年にエジプトで記録された最古の薄毛処方が発見されています。その内容は、酸化鉄の混合物や、鉛丹、タマネギ、雪花石膏、蜂蜜に加え、ヘビ、ワニ、カバ、ライオンなどの脂肪を混ぜたものなどでした。

最初に神への祈りの言葉を唱えてから、これらのものを飲み込むと効くとされたそうです。

BC1500年ごろには、エジプトでカツラがとても重要な存在となっており、ヒゲのカツラまであったそうです。
実際、カツラを装着したミイラが多数発見されています。

 

日本では、醍醐天皇(879年~930年)の時代に、かつらを使用していたという記述が残っています。

 

あの賢者やあの英雄も薄毛に悩んでいた!?

 

紀元前のギリシャの医者で「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、薄毛で悩んでいたことで有名です。
アヘンやハトの糞、様々なスパイスなどを自分の頭につけて試しましたが、すべて失敗に終わりました。しかし、ヒポクラテスは初めて外科的な薄毛治療について書いた人です。去勢されたペルシア人は誰も薄毛にならないことを指摘して、「熱い血」をもった男はハゲ、去勢された「熱い血」を持っていない男はハゲないとするなど、薄毛に対する深い洞察も残しています。

 

古代ローマの英雄ジュリアスシーザーもバーコードヘアーを隠すために「月桂冠」をかぶって薄毛を隠すようになったとか。

 

薄毛隠しのカツラが一躍トレンディーに!?

 

1600年代にはフランス国王ルイ13世がカツラをかぶって薄毛を隠すようになり、単なるハゲ隠しだった「カツラ」が一躍権力の象徴になりました。

 

遠い記憶をたどって、学生時代の音楽の教科書なんかを思い出してみてください。
モーツァルトやらバッハやらのあの白いくるくるした巻き毛の髪型。

あれは全て当時の正装であり、おしゃれ用「カツラ」です。

昔の西洋では、ノミやシラミが流行していたことから、衛生状態を保つために地毛の頭髪を短く剃って、人毛を編んだかつらを使用するという目的もあったそうです。

ちなみに余談ですが、ベートーベンだけ「カツラ」じゃないですよね!?
あれはフサフサを自慢したいわけではなく(笑)「カツラ」という権威の象徴を嫌い着用しなかったからです。

イギリスの裁判で、裁判官や検事、弁護士がかつらを着用するのはこの習慣からです。

 

近代~現代の育毛事情とは!?

 

独立戦争やフランス革命で権力者の力が弱まると、権力の象徴である「カツラ」も同時に衰退していきました。

その後、大衆が力を持ってくる時代になると、1800年代ごろにはヘビ油が薄毛に効くといわれて人気が出ました。

1850年ごろには、インドのお茶を頭皮につけたり、レモンジュースを頭皮にすりこむのが良いとされました。

もちろんどちらも効き目はありませんでした。

 

その後、1900年ごろにアメリカで帽子がハゲの原因になるというウワサが広まったり、頭皮の血行をよくするバキュームハットが売られたり、1920年には電気グシのようなものも売られました。毛穴の汚れをのぞく機器や、シャンプーなども売られるようになったのもこの時代です。

1959年代に自毛植毛が開発され、それからの20年間は自毛植毛のスタンダードとなりました。
1960年ごろには、ハゲの原因は頭皮のつっぱりであるとされ、それを解消するために頭皮の手術が行われることもありました。

1960年代後半には、人工的な髪の毛が大量生産できるようになったことから、カツラや部分カツラなどの生産が活発になりました。

 

そして、1976年に「ミノキシジル」が薄毛に効き髪を生やす効果のあると発見され、1988年に「ロゲイン」という塗り薬として販売され、1998年に「フィナステリド」が同じく薄毛に効き髪を生やす効果のある成分として承認され「プロペシア」という名で販売されました。

 

しかしながら、これらの処方薬も個人差が大きく、万人に確実に効果を発揮するわけではありません。

 

今だ、万人に発毛効果のある治療法・治療薬は見つかっていません。
(それが、見つかってさえくれればこんなに苦労してあれやこれやと育毛法を模索する必要もないのに…)

人類と薄毛の闘いはまだまだ続いていくのです!

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