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脱毛症の種類とは!?

ネコ後ろ姿

薄毛、ハゲ、抜け毛…というと一般的には加齢により自然に起こるものを指してる場合が多いです。

私がこれまで書いてきた薄毛・抜け毛対策法も、AGA(男性型脱毛症)や加齢、合わないシャンプーや生活習慣による自然脱毛の対処法でした。

しかし、これらの抜け毛対策法でも効かない、あるいは、脱毛の仕方が急激であったり、毛髪の一部もしくは全てがごっそりと抜けてしまうといった場合は、医療機関で治療の必要がある種類の脱毛症かもしれません。

脱毛症の種類を知っておきましょう!

老人性脱毛症

 

人間は60歳を超えると、性差にかかわりなく髪の毛を含む体毛が薄くなっていきます。
これを老人性脱毛症といい、男性型脱毛症と異なり頭部全体(さらには全身)にわたって毛の減少がある。進行には個人差があり、男性型脱毛症を併発することが多いです。

発毛・薄毛対策法の効果は一般的に70歳くらいまでは効果を実感できると言われています。

 

男性型脱毛症(AGA、壮年性脱毛症とも言われます)

 

男性の大半は加齢と共に多少なりとも前頭部と頭頂部の毛量が減少していきます。
これは正常な生理的現象であるとされ一般的に病気としては扱われません。男性のハゲ・薄毛と呼ばれる大部分の方はこれに当たります。

 

男性型脱毛症の原因は酵素5α-リダクターゼの働きによって男性ホルモン「テストステロン」から生成されたDHT(ジヒドロテストステロン)という物質が原因と考えられています。
このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結びつくと、髪の毛の正常なサイクルを狂わせてしまうため、脱け毛が増え薄毛になると言われています。

 

円形脱毛症

 

その名の通り、頭に十円玉大の脱毛部分が出来る脱毛症です。
自己免疫病の1つであり、男性型脱毛症とは区別されます。

十円玉大の脱毛部分が1か所に出来る症状だけではなく、2か所以上やそれらが繋がって広範囲の脱毛が起こる場合、全ての頭髪が抜け落ちる全頭型、頭髪だけではなく全身の毛が抜け落ちる汎発型という種類もあり、全て円形脱毛症の症状とされています。

本来、体の防御機能であるCD8陽性Tリンパ球が毛根部分の自己抗原(おそらくメラニン関連の蛋白)にあやまって攻撃してしまう、自己免疫反応によって引き起こされる自己免疫疾患で、治癒には医療機関での治療が必要となります。

 

脂漏性脱毛症

 

皮脂の過剰分泌により、それらが毛穴をふさぐことで毛穴周辺部や毛根が炎症を起こし、髪が抜けるという症状です。

多くの育毛サロンでは抜け毛の原因として脂漏性脱毛症と診断することが多いようですが、脂漏性脱毛症になる人は男性型脱毛症と比べると極めてまれと言われています。

 

脂漏性脱毛症というよりは「脂漏性湿疹(脂漏性皮膚炎)が原因で起こる脱毛」といったほうが正しいでしょう。

脂漏性湿疹とは、頭部や顔面にフケ様の付着物を伴う湿疹であり、皮脂中に含まれるトリグリセリドが、真菌(主にマラセチア属真菌)によって分解されて遊離脂肪酸が生じ、それが皮膚を刺激して接触性皮膚炎を生じるのが一番の原因と考えられています。
ストレス・睡眠不足・脂質・糖質の取りすぎ等の原因が重なって発症するとされています。

こちらも発症の疑いがあればまず医療機関(皮膚科)で脂漏性湿疹の治療を受けましょう。

 

粃糠性(ひこう性)脱毛症

 

粃糠性(ひこう性)脱毛症とは乾燥したフケが毛穴周辺を塞ぎ、バイ菌などが繁殖して毛根が炎症し、脱毛に至るという脱毛症です。

フケ症とよく間違われてしまうのですが、この粃糠性(ひこう性)脱毛症もまれなタイプの脱毛症です。
多少のフケを伴った状態での脱毛では粃糠性(ひこう性)脱毛症とは呼べません。

粃糠性脱毛症は脂漏性脱毛症と同様に、ホルモンのバランスなどによる影響で頭皮の常在菌が異常繁殖し、それが元で脱毛に繋がるものであると言われています。

粃糠性脱毛症も、発症の疑いがあれば、まず医療機関(皮膚科)での治療を受けましょう。

 

びまん性脱毛症(女性型脱毛症と呼ばれる場合もある)

 

年齢的には、中年以降の女性によく見られる脱毛症です。びまん性脱毛症とは、男性のように額や頭頂部など一部が薄毛になるのではなく、全体的に髪の毛がうすくなる症状です。
その主な原因は老化、偏った食生活、血行不良、ストレス、女性であれば極度なダイエットや過度なヘアケアなどが原因と言われています。
びまん性脱毛症は育毛剤や生活習慣の改善で治していけるタイプの脱毛症です。

 

他には、女性の産後に起こる「分娩後脱毛症」、ポニーテールなどの髪を引っ張る髪型を続けることにより起こる「けん引性脱毛症」、抗ガン剤などの副作用により起こる「薬剤性脱毛症」などがあります。

 

脱毛症とは少し違いますが「抜毛症(トリコチロマニア)」というものもあり、無意識の間に自分で毛を引き抜いたり、髪の毛をすり合わせたりして毛を抜いてしまう症状のことです。
抜毛症(トリコチロマニア)は本人に痛みはなく、寝ている間に抜くこともあるので円形脱毛症と勘違いすることもあるそうです。
子供に多い症状と言われていますが、大人でも発症する場合もあります。

 

主なものをあげただけでもこれだけある脱毛症の種類!大半の薄毛・抜け毛は、男性型脱毛症、びまん性脱毛症の類と言われていますが、あまりにも症状がおかしい!?と思ったら一度疑ってみて、必要があれば医療機関で適切な治療を受けましょう。

 

また、これら全ての症状があるときも洗髪はしなくてはいけませんよね。
そういったときのシャンプー選びには、頭皮の皮脂をよく落としてくれるもの、天然成分で頭皮にやさしいもの、などさまざまな症状とタイプのあるいわゆる「育毛シャンプー」と呼ばれるものが役に立ちますよ!

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